USDの特徴~通貨の特徴をなぜ知るのか~

山之内流
USDの特徴とは

今回からは、主な通貨の特徴を一緒に勉強していきましょう。
まず、どのような動機で為替という世界に触れあっているのか。理由は人それぞれかと思いますが、
例えば、貿易関係の会社に勤めていて、為替の勉強をする必要があった。という方などいらっしゃるのかなと思いますが、1番はFXで稼ぎたい。というのが大半なのかなと思っております。

もちろん私もそうでした。
ただ、各通貨の特徴を知ったところでFXで稼げるようになるのかと言えば、それはないと思います。
ただ、為替市場に関しては1日約5兆ドル(1ドル110円と計算すると約550兆円)ほどの取引がされているとても大きな市場です。
しかし、それにしては為替に対する認知がさほど高くないのが現状かと思います。

例FXで稼ぎたい。FXで稼いでいる。としても、やはり私自身も正直そうなのですが、親戚、彼女、奥様、お子さん等…

例えばお子さんの学校だったり、いろんなところであまり良いものではない。汗水流して働いていない。楽して稼いでいる。などあまりポジティブな見方をされないのが正直なところなのではないでしょうか。

しかし、この認知度、関心度が低いというのはやはりニュースやテレビでもわかるのですが、番組でも最後の方で、本日の為替は1ドルいくらです。とだけ紹介されていたり…

為替がなければ、日本の経済も何も成り立ちませんし、それだけ私たちの普通の日々の生活にとても大切な、密接な関係にあるということをわかってただきたい。
ということで、前説が長くなってしまいましたが、通貨の特徴を知ろうということで、本日は一番メジャーなアメリカドル(USD)のお話をしていきたいと思います。

では、USD アメリカドル(米ドル)の特徴を考えましょう。
アメリカドルというのは為替取引で世界一位の通貨です。
世界の為替のほとんどを占める基軸通貨(キーカレンシー)として世界中の輸出入の支払いや、取引、外貨準備などの割合を含めると、非常に大きい規模のお金です。
しかし、ここ最近では「有事のドル買い」という安全神話は崩れ去っているようです。

世界の取引の約40%を占めている米ドルですが、ドルが基軸通貨というところから、アメリカが経済王国だということもわかります。
そして、世界のGDPの3分の1を占めています。(19兆4000億米ドル)

基軸通貨を英語でキーカレンシーと呼ぶ。

では、有事のドル買いとは?
世界中で輸出入の支払いや金融取引などに扱われることで、ドルの値動きというのはアメリカの経済だけでなく、世界の政治、経済に影響を与えます。

これはチャートを見てもわかるかと思います。
ただ、一昔前は国債情勢が不安になると、市場規模から安全性や強さを持つドルを買うというのがセオリーでした。

しかし、ここ最近では安全神話はなくなっているのではないのかなと思います。
例えば、2001年9.11同時多発テロがありましたね。とても悲しいニュースでしたが、
為替の観点からすると、「ドル売り」がとても強くなりました。

しかし、言葉だけはご存じかと思いますが、有名な「リーマンショック」
あの時はものすごい勢いでドルが買われました。
この「有事」に対するドルの動き方は、一様には言えなくなっている。ということがわかります。

しかし、基軸通貨というだけあってとても強いです。
基軸通貨の最大のメリットというのは、為替変動のリスクをあまり考える必要がない。というところです。

アメリカの企業は、支払いの際には自国の通貨ドルを使うわけですから、支払代金に為替の相場を考える必要がありません。

例えば日本で車を輸出して、ドルで入れて決算の時に自国の円に換金をする。という場合はドルと円のバランスを考える必要があると思いますが、基本的には自国の通貨ですから、換金する手間やコストを考える必要がありません。

もう一つのメリットとしては、貿易収支の赤字を埋める。というとことです。
ドルを刷ってまかなうということが、理論上では可能な点ですね。
基軸通貨として需要がとても大きいので、ドルを刷ってもインフレになりにくいと考えられております。

基軸通貨としての機能を果たすための条件というのもありますが、
その通貨の価値の安定性や、高度に発達した為替市場に対する存在感や、海外取引の規制がないことなど、いくつかありますが、大きく分けてこれらの3つが条件かなと思います。

 

外貨革命 プロジェクト 山之内 悠