JPYの特徴~有事の日本円買い?安全通貨? 普段生活でつかっている円について考える~

山之内流
JPYの特徴とは

今回は主な通貨の特徴を知ろう!ということで、いよいよ我が国、日本のJPY日本円についてお話をしていきたいと思います。

早速ですが、日本円の特徴を考えましょう。
例えば、ドル円(USDJPY)、ユーロ円(EURJPY)、スイス円(CHFJPY)などに代表する日本円。

通貨ペアとしては非常によく見かける通貨なのではないでしょうか?
これは為替取引の中でも世界第三位という実力者なのです。

例えば、日本は小さい国で、お金はほかの国の方が持ってそう。だとお考えの方も多いのではないでしょうか?
もちろん、私もそうでした(笑)
日本はお金がなさそうなイメージが強かったので、昔勉強した時は驚きました。

しかし、日本円は世界的に、安全通貨という評価を得ています。
今では、「有事の際の円買い」というのがセオリーとなっております。
先進国の中では非常に珍しいのですが、通貨当局が頻繁に為替介入するというのも一つの特徴と言えます。

では、日本円はなぜ安全な通貨なのかというお話ですが、
世界第三位の国内総生産(GDP)4兆8千億ドルを有する経済大国です。
為替取引においても1割以上を占める非常に注目度の高い通貨です。
そして円の最大の特徴は、先ほどから申しておりますが、安全通貨と評価されていることです。

世界経済が悪化したり、何か事件が起こった有事の際には円が買われるということが非常に多くあります。
それは、日本が低インフレな国であり、経常黒字国であるということが安全通貨の理由だと考えられます。

では「有事の円買い」とは、
日本は、「対外純資産国」と言い、海外に保有する資産が非常に多い国なのです。
その金額は世界で1位です。

日本は小さい国と言いましたが、例えばスーパーに行っても日本国内のものというより海外のものがたくさん見受けられると思います。
日本国内の資産よりも海外に資産があることが非常に多かったり、そういったところが非常に強いと思います。

有事の際には海外の資産が日本に引き上げられるということで、円買いが進み円高になりや
また、反対に、世界景気が順調に拡大しているときは、日本の低金利を理由に売られ、円安に進む傾向がある。と言われています。
もちろん、景気がいいときに金利の低い日本円をわざわざ買う理由は全くありません。

通貨当局とは? 日本では外務省。日本銀行のこと。

冒頭で通貨当局が頻繁に介入しているとお話ししましたが、
もっとも最近の例では2011年円に行った、売りドル買いの介入でした。
先進国の間では、為替介入を権利として認めて良い。とはしつつも為替相場の決定というのは場任せというのが大原則であって、自国通貨の売り介入というのは、通貨安を誘導するということで、非常に避難されることなのです。

しかし、2011年3月18日東日本大震災直後に急速に進んだ円高を阻止するために、G7が協力して円売り介入を行ったというのも、世界的にはニュースになりました。
日本が為替介入で円安に誘導するというのは、世界経済において日本が一番対外債権国であるというのも理由の一つだと思います。

このように日頃使っている円ですが、こういった側面から考えてみると、少し自国の通貨について勉強することができるのではと思います。
もっと勉強したいという方はご自身で調べて勉強してみると面白いと思います。

なぜ日本の経済指標が、日本の為替市場に影響を与えにくいのか。など調べれば調べるほど自国の通貨は知らないことだらけです。
こういったことからも、チャートの見方が変わってくるのではないでしょうか?

 

外貨革命 プロジェクト 山之内 悠