AUDの特徴~資源国通貨の代表格。高金利通貨の人気はどこへ?~

山之内流
AUDの特徴とは

今回はAUD、オーストラリアドル(豪ドル)についてお話をしていきたいと思います。
それでは一緒に勉強していきましょう。

AUDは為替取引額で言いますと、世界で5番目の通貨です。
おおよそ、為替取引の全体の4%ほどを占める通貨で、愛称は「オージー」が親しみがあるかもしれませんね。

資源国通貨としてご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
中国の経済の影響を強く受けるという特徴があります。

今のところ、政策金利では非常に低い水準ですので、景気は後退しているのかなと思います。
過去には高金利通貨としてとても人気がありました。
銀行から営業を受け、現実を目の当たりにした方も少なくないのではないでしょうか?

資源国通貨の代表格として、GDP成長率が非常に堅実に進んでいる国というのが特徴かと思います。
資源の輸出先として中国が一番になっており、鉱物資源の価格動向とともに中国の景気動向に左右されやすい傾向があります。
ですので、中国経済が後ろ向きになってきた2015年頃からオーストラリアの経済成長も鈍くなってきて、政策金利としては2018年夏ころに過去最低の水準をマークしています。

では、高金利通貨の人気はどこへいったのでしょう。
かつては高金利通貨として投資家の人気者だったオージーですが、2018年時点で金利面の優位性は失われました。
アメリカの政策金利では2018年3月にオーストラリアの水準を上回るほどに引き上げられ、オーストラリアの政策金利がアメリカよりも低くなるのは2000年12月以来のニュースでした。
この金利の高さから、今の預金を豪ドルにしてはいかがですか?と勧められた方もいらっしゃるかもしれませんね。
実際に、知り合いの不動産会社をやっている方にもオーストラリアドルに投資したら痛い目に遭ったという方もいらっしゃいました。

不況知らずの国として、
アメリカに追い抜かれてしまったというお話をしましたが、オーストラリアはすごいんです。
約27年間景気後退を見舞われることなく、経済成長を続けてきました。
その為か、日本円はずっと0~0.5%くらいの金利の低さでしたから、円を借りてドルで投資するということがすごく流行りました。
日本はずっと低金利すぎたので、オーストラリアの高金利が旨いなぁと思い、積み立てた方も多かったと思うのですが、最近は景気があまりよくない空気があるので、今では耳にしなくなりましたね。

ただ、オーストラリアドルに関しましては、流通量が少ないということがポイントになってきます。
例えば、ポンドは動きが激しいというお話をしましたが、GBPAUDや、EURAUDなど流通量が多くないAUDが入ってくると、そこに資金が流入されると激しく動くということで、これらの通貨ではテクニカル分析が正しくできると、少ない時間で大きいpipsを獲得できるので、私としてはポンドに纏わる通貨が好きなところもあります。
ですので、オーストラリアドルはどうしても足の遅い通貨と言われやすいのですが、資金が流入するとボラティリティが出て、正しく分析できていれば少ない時間で利確が出来る良い通貨という見方ができます。

そのような通貨の特徴を知ることで、どのような手法に役立つかというと正直、直接的に役には立たないかもしれませんが、トレードにおいて有利になることもあるので、知って損はないと思います。